無添加食品 · · 5 min read
食品表示の読み方完全ガイド|原材料名の見方を徹底解説
食品表示の原材料名の読み方を徹底解説。スラッシュルール、一括表示、無添加表示の落とし穴まで、買い物で使える知識を紹介します。
健康のために食品表示を見るようになったものの、「原材料名のどこからが添加物なのかわからない」「『無添加』と書いてあれば安心なの?」と疑問だらけになっていませんか。実は食品表示にはいくつかの読み方のルールがあり、それを知るだけで商品選びの精度が一気に上がります。この記事では、今日の買い物から使える食品表示の読み方を解説します。
基本ルール1:原材料は「多い順」に並んでいる
原材料名は、使用量の多い順に記載するルールになっています。例えば「果糖ぶどう糖液糖、しょうゆ、食塩…」と書かれたドレッシングは、しょうゆより糖類の方が多く使われているということです。最初の3つを見るだけで、その食品の「正体」がだいたいわかります。
基本ルール2:「/(スラッシュ)」以降が添加物
2015年の食品表示法施行以降、原材料と添加物はスラッシュ・改行・別欄のいずれかで区分して表示されています。もっとも多いのがスラッシュ方式です。
例:豚肉、豚脂肪、食塩、香辛料**/**調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、発色剤(亜硝酸Na)
スラッシュの後ろを数えれば、添加物の数がひと目でわかります。
基本ルール3:「一括名表示」に注意
添加物の中には、個別の物質名ではなくまとめて表示してよいものがあります。
- 香料:実際には複数の物質の組み合わせでも「香料」の2文字でOK
- 調味料(アミノ酸等):グルタミン酸ナトリウムなどの総称
- 増粘多糖類:カラギーナンなど2種類以上の増粘剤の総称
- pH調整剤・乳化剤・酸味料なども同様です
一括名表示では中身の物質まではわからないため、気になる方は一括名表示の少ない商品を選ぶのが実用的な判断基準になります。
「無添加」表示の落とし穴
2022年に消費者庁が「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」を策定し、誤解を招く無添加表示は規制されるようになりました。それでも注意したいのは次の点です。
- 「無添加」が何の無添加かは商品ごとに違う(保存料だけ無添加の場合もあります)
- 「化学調味料不使用」でも、たんぱく加水分解物など似た役割の原料が使われていることがあります
- 「着色料不使用」でも保存料は使われているかもしれません
「無添加」の文字より、原材料表示そのものを見るのが確実です。
まとめ
食品表示は「多い順」「スラッシュ以降が添加物」「一括名に注意」「無添加の文字を鵜呑みにしない」の4点を押さえれば、誰でも読みこなせます。まずは今日買ったものの表示を1つ、スラッシュを探しながら読んでみてください。
参考情報:消費者庁「食品表示基準」「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン(2022年)」
関連記事
アスパルテームの安全性|WHO見解と最新研究をわかりやすく解説
人工甘味料アスパルテームの安全性を解説。WHO・IARCの「グループ2B」分類の意味と、1日許容摂取量の目安をわかりやすく紹介します。
続きを読むカラギーナンの危険性|乳製品・ゼリーに多い添加物を解説
乳製品やゼリーに広く使われる増粘剤カラギーナンの安全性を解説。危険性が議論される理由と、気になる方の見分け方を紹介します。
続きを読む亜硝酸塩とは何か?ハム・ソーセージに含まれる理由と影響
ハムやソーセージに使われる亜硝酸塩(亜硝酸ナトリウム)の役割と健康への影響を解説。無塩せき商品の選び方も紹介します。
続きを読む